実生のゆずと接ぎ木のゆず

 



ゆずは、種から育つ実生のゆずと接ぎ木で育つ接ぎ木のゆずがあります。

 

実生のゆずは、種から育ち、実がなるまでに18年以上かかります。

厳しい自然の中で自生しているものが多いため、病気にも強く、樹齢100年以上の木もあります。

 

実生のゆずは収穫までに時間がかかりすぎるため、市販されているゆずのほとんどが、接ぎ木のゆずだそうです。

接ぎ木のゆずは、カラタチの木に接ぎ木され3~4年で実がなります。

早く沢山収穫できるため、1960年以降の日本では、接ぎ木のゆずが主流になったそう。

樹齢は20~30年と実生のゆずに比べて短めです。

 

一般的に、実生のゆずは接ぎ木のゆずと比べて、味が濃く、香り高いゆずになると言われていますが、

本当のところどうなの??と、実生ゆずのかな川が使用している山口県長門市俵山の実生のゆず市販のゆず比較福岡女子大学栄養健康科学科の石川洋哉教授にお願いしました!

 

(石川教授は、香味・成分分析で様々な実績を持たれています。)

 

すると、驚くべき分析結果が・・・!!

 

俵山の実生のゆずは、市販のゆずと比べて、甘味は約2倍酸味も約2倍多いということが分かりました。

 


※無断掲載を禁じます。

山口県の地方紙 長門時事にも掲載されました。


ゆず特有の苦みや渋みなども接ぎ木のゆずに比べて多め。実生のゆずでは、よりゆず本来の味が楽しめます。

 

また、接ぎ木のゆずは収穫しやすいよう、枝が横に伸びるように栽培されていますが、実生のゆずは上へ上へと成長し、太陽に近い、高い所にたくさん実がなります。

樹高は6~7メートルになる樹もあり、収穫するのも一苦労。農薬散布も難しいため、完全オーガニックです。

 

ゆずは栄養素が豊富な果物ですが、特に果皮にその栄養素が多く含まれています。

 

実生ゆずのかな川では、皮ごと安心してゆずをお楽しみいただけるよう、2018年から毎年有機JAS認定を取得しています。

実生のゆずの樹